こんにちは!
戸建てを購入したいと物件検索や内見を重ねているとこのような残置物モリモリ物件に出会うこともありますよね。



これぞ THE残置物…!
残置物あり物件はその処分が面倒ですし、清潔感も感じられないので、できれば避けていきたいというのが本音のところだと思います。
でも、多くの人が避けたいと思う物件こそ、アイデアと工夫次第で高利回りのお宝物件に化けたりするものです。
うしくん自身も昨年末に残置物モリモリ戸建てを購入しました。
最初はどうしたものかとも思いましたが、適切なプロセスで処分することで、その物件も今や実質利回り15%超のお宝物件に変身しています。
そこでこの記事では「残置物の効果的な処分方法3選」と題し、残置物処理のプロセスについて解説していきたいと思います。
この記事を読めば、残置物の適切な処分方法が分かり、残置物モリモリ物件をお宝高利回り物件に変身させることもできるようになると思います。では、一緒に勉強していきましょう!
・残置物あり物件を高利回り物件に変身させたい
・残置物撤去の費用感を知りたい
・残置物処理のプロセスを学びたい
Contents
1.残置物撤去の費用感

まずは残置物撤去の費用感についてですが、多くの初心者が残置物に困惑するのはその処分方法と費用の見当がつかないためです。
何事も分からないから不安になるものですよね。
でも一度経験してしまえば不安はなくなりますし撤去のプロセスが分かる分、そうでない投資家と差をつけることもできるでしょう。
1-1. 20~30万円の出費は覚悟する
そこで具体的な費用感ですが、これはすみません、物件の間取りと残っている残置物の量によります。
ですが、あえて基準を示すなら以下のようなところでしょうか。
2LDK・3DK: 15~30万円
3LDK・4DK: 20~40万円
4LDK・5DK: 25~50万円
※業者に依頼する場合
ただしこれはあくまで目安です。
ここに冷蔵庫や洗濯機、ソファーなどの大型家具がある場合は更に5~10万円の出費は覚悟しておいたほうがよいでしょう。
いずれにしても業者に依頼する場合はそれ相応の費用負担があり、その費用は利回りの計算において決して無視できない金額となります。
2.効果的な残置物撤去方法3選

では、費用と手間をかけず残置物を撤去するにはどんなほうほうがあるのでしょうか。
ここではその効果的な撤去方法ということで、3つの方法について解説します。具体的には以下の方法です
・ゴミ処理場に自己搬入
・ジモティーで募集をかける
・くらしのマーケットを利用
一つずつ見ていきましょう。
2-1. ゴミ処理場に自己搬入
コスト★★★
労 力☆☆☆
時 間☆☆☆
自分自身で作業し、ゴミ処理場に自己搬入する方法ですが、作業内容としては、軽トラや2tトラックを借りて、一日かけて搬出作業を行うというものです。
業者に依頼する方法と比べて圧倒的なコストカットが期待できますが、圧倒的に時間と労力を要します。
したがって、よっぽど時間を持て余している人か知人の協力が得られる見込みがあるという人以外にはおススメできません…
肝心の費用感ですが、2tトラックいっぱいにゴミを積んでも処分費用は1万円とかからないでしょう。
また、処分費用以外にレンタカー代がかかりますが、以下が1日借りた場合のおおよその相場です。
軽トラ:5千円~
2tトラック :1~1.5万円
したがって処分費用とレンタカー代を考慮しても1日作業で2~3万円あれば撤去できてしまいます。
2-2. ジモティーで募集をかける
コスト★★☆
労 力★☆☆
時 間★★☆
しかしながら、当ブログではサラリーマンや主婦などいわゆる兼業大家さんを対象に記事を書いています。そういった方が残置物処理に丸一日時間を割くというのは難しいことかもしれませんね。そこで紹介したいのが他者に依頼をかけるという方法ですが、まずはジモティーです。

ジモティーとは無料の広告掲示板で、ここでは人と人がモノを譲ったり、作業を提供したりしています。方法としては残置物の写真を撮って報酬額とともにこの掲示板に掲載するというやり方です。
「残置物撤去をお願いします(報酬額5万円)」というような形でそこから価格交渉が始まるイメージです。

地域名など詳細は伏せていますが、実際のイメージはこんな感じです。会員登録の上、「投稿画面へ」という箇所から掲載ができます。

うしくんはまだ利用したことはありませんが、依頼先が個人なだけに、業者に依頼するよりも低価格で残置物の撤去ができるようです。
ただしもちろんデメリットもあります。
例えば、
・お願いしたスケジュールを守ってもらえない
・事前に申し入れた費用以上の金額を請求された
など、依頼先が個人であるが故のデメリットもあるようです。ただし、よい人にお願いできれば業者に依頼するよりも低価格で他者に残置物の撤去が依頼できますので、検討してもよいでしょう。
2-3. くらしのマーケットを利用
コスト☆☆☆
労 力★★★
時 間★★★
次に紹介するのはくらしのマーケットを利用する方法です。トップページで「不用品回収」を選択すると以下のような画面になるので、エリアとタイプを選択します。

すると依頼可能な業者がランキングで掲載されます。各業者のページに行くと「このサービスについて質問する」というボタンがあるので、ここから現地の住所と残置物の量感を伝えて、見積もりを依頼するとよいでしょう。

矢印の箇所をクリックすると以下のような画面になるので、ここで業者にメッセージを送ります。

そして大事なのは複数業者に相見積もりを依頼するということです。あまり沢山の業者に依頼してもいたずらに時間を使うだけなので、多くとも4~5社程度がいいでしょう。
3.うしくんの見積もり例
3-1. 5社に見積もり依頼
実際に うしくんは5社に見積もり依頼をかけました。
具体的には3DK+物置きまでモリモリの残置物で以下のような見積額を提示してもらいました。
A社:¥165,000
B社:¥125,400
C社:¥250,000
D社:¥125,000
E社:¥209,000
意外とばらけたなというのが正直な印象です。
最終的には価格も最安値でレスポンスも早かったD社に依頼しました。もし、仮にC社1社にしか見積もりを依頼していなかったら倍以上の費用を払っていたことになりますね。

やっぱり相見積もりは重要だね。
また、E社は購入時の仲介会社から紹介してもらった業者で、聞くと地場の引っ越し業者さんでした。
もしそのまま依頼しているとやはり割高な費用を払うことになってしまっていたはずです。
ここは多少手間がかかってもコストカットのための労力をかけるべきところだと思います。
4.残置物撤去の必須アイテム
さて、うしくんは5社に見積もり依頼をかけたといいましたが、この見積もりについては一切立ち会いをせず、全てメールと電話でのやりとりで済ませています。
4-1. キーボックスを設置しよう
それができたのは物件にキーボックスをつけていたからです。
各業者さんには予めキーボックスの番号を伝えておいて、自分が平日の仕事中に現地確認、見積もりまでお願いしました。(結局作業の立会いもせず後日現場確認のみ行いました。)
正直これは助かりました。
うしくんはサラリーマンとの兼業大家なので、できるだけ自分の手を煩わせない方法で物件の管理をしていきたいと考えています。
毎回物件に足を運んでいてはサラリーマン業の両立は難しいので、キーボックスは兼業大家には必需品といえるでしょう。

安いものなら1,000円強くらいで購入できます。
4-2. 客付けにも有用
また、キーボックスは残置物撤去の見積もり依頼だけでなく客付けにも有用です。
一般媒介で複数の業者に客付けを依頼する場合、鍵はどうするのか問題が生じますが、物件にキーボックスさえつけておけばあとは客付け業者にお任せでいけます。
これもなじみの仲介業者ができてしまえば不要になりますが、1戸目でこれから仲介業者を探す場合には重宝します。
1戸めは一般媒介で複数の業者にお願いし、最も早く動いてくれた業者に管理や2棟目以降の客付けを依頼するとよいでしょう。いわば仲介業者のオーディションのようなものです。

リフォーム業者の選定もオーディションのような気持ちで臨むといいかもね!
5.まとめ


5-1. 残置物モリモリ物件に臆してはいけない
さて、ここまでを振り返って最も伝えたいことは「残置物に臆してはいけない!」ということです。
慣れないうちは残置物モリモリ物件を見て億劫な気持ちになってしまうこともありますが、その撤去方法や費用感がつかめればこちらのものです。
売主は空き家とともに残置物の存在にも頭を悩ませていることが多いものですので、こちらで費用感がつかめるのなら、概算+αの金額を指値の根拠に加えればいいのです。
まれに「そういった費用も折り込み済みなので…」と仲介業者から返答される場合もありますが、決して根拠のない指値ではないので無下にあしらわれることもないはずです。
残置物を見てしめしめと思うようになれればあなたも立派な変態大家さんの仲間入りです。
残置物は臆すことなく適切な方法で処分し、お宝高利回り物件へと変身させていきましょう!
それではモーおしまい!バイバーイ