こんにちは!
地方戸建て大家のうしくんと申します。
火災保険を契約する際、
代理店を介したほうがいい?
代理店を通すメリットは?
このように感じたことのある方もいるのではないでしょうか。
あくまで個人的な見解ではありますが、初心者の方は代理店を通すべきというのが私の考えです。
なぜなら、火災保険は契約そのものよりも、保険請求が超重要だからです。
そして、その保険請求時にオーナーの強い味方になってくれるのが代理店の存在といえます。
そこでこの記事では、大家さん向けの火災保険をテーマに以下の内容を解説します。
・代理店を通すメリット
・不動産投資に強い代理店の特徴
これから初めて火災保険の契約を初めてする方や、これまで何気なく代理店を選んできた、個人で契約してきた方などに、特にご参考いただけるようまとめています。
良かったら一緒に勉強していきましょう!
※当記事の内容はあくまでサイト運営者の主観に基づくものになります。できるだけ公正な内容となるよう心がけておりますが、火災保険の検討については自己責任でお願いします。
Contents
1.火災保険の契約をしよう
1-1. 火災保険の契約は代理店経由がおすすめ
あくまで個人的な意見ではありますが、不動産賃貸業で火災保険を契約する場合、代理店を通したほうがいいと考えています。
たしかに代理店を介さない場合はその分保険料も安くなるけど
請求のための書類準備は負担になるよね…
例えば、本業のある兼業大家さんは保険請求のための時間を割くことが難しいケースなども多いのではないでしょうか。
また、経験値の浅い初心者大家さんなどは、そもそもどのように保険請求してよいか分からない!というケースも多いかもしれません。
慣れれば、書類準備→保険請求のプロセスも苦にならないとは思いますが、最初の内は代理店経由で契約してその仕組みと流れを理解することから始められることをおすすめします。
2戸3戸と拡大していくうちに、自身での請求に挑戦してみるという選択も大いにアリだと思うよ!
1-2. 代理店選びが超重要
代理店を介す場合、当然ながら代理店選びは超重要です。
というのも、保険の代理店は保険請求すればするほど、保険会社からの報酬が目減りしてしまうからです。
つまり、規模が小さく経営体力がない、不動賃貸業に理解がない、などの代理店では積極的に保険請求をしてもらえない可能性もあるので注意が必要です。
代理店の手数料はポイント制になっており、契約者の事故率が高くなると保険会社から得られる手数料に影響が出ます。
そのため、代理店の規模や体力によっては、ポイントへの影響を考慮してなかなか積極的に保険請求をしてもらえない…というケースもあるということです。
2.不動産投資に強い代理店とは
じゃあ、不動産賃貸業に強い代理店っていうのはどういうところだろう
その疑問に対する回答は以下の通りです。
・適切に保険請求を行ってくれる
・見積段階で不要な特約を省いてくれる
一つずつ見ていきましょう。
2-1. 適切に保険請求を行ってくれる
不動産賃貸業に強い代理店は保険請求時にオーナーの強い味方になってくれます。しかしながら、先に述べたようにその代理店の体力や姿勢によっては積極的に保険請求を行ってくれないケースもあります。
一方、多くの顧客を抱え、不動産賃貸業に理解のある代理店では有事の際に適切かつスムーズに保険請求を進めてくれるでしょう。
築古物件の場合は経年劣化を理由に保険請求がみとめられないケースがままあります。
こういったケースに備え、過去の事例や請求の際に使用してはいけないワードを理解している代理店は不動産賃貸業に精通した代理店と言っていいでしょう。
もちろん、不当な提案や過剰請求をしないというフェアな代理店であることが前提だよ!
2-2. 見積段階で不要な特約を省いてくれる
不動産賃貸業に精通していない代理店に依頼する際の懸念として、不要な特約が入った見積もり提出を受けてしまうという点が挙げられます。
たとえば、先日うしくんが相談を受けた大家さんの見積もりでは以下のような特約が付帯されていました。
・類焼
・個人賠償
・水災(ハザードマップ上問題ないのに)
また、施設賠償責任がついていなかったりと、?と思うような見積もりになっていました。
補償額も明らかにその物件スペックよりも高額に設定されていたな
※特約および補償内容の要不要については以下の記事もご参考下さい。
【不動産投資の火災保険】おすすめの特約と補償内容について徹底解説!
そもそも補償額は(保険会社にもよりますが)、物件評価額の10~100%の範囲で任意に設定が可能です。
今回見積もりに記載されていた保険会社では補償額の設定が可能であったにも関わらず、代理店側がその事実を伏せたまま、さも評価額が動かせないような形で見積もり提出を行ってきていました。
見積もりは鵜呑みにしないほうがいいんだね
以上のような理由から、
不動産賃貸業における火災保険選びでは代理店選びが超重要であり、不動産賃貸業に強い代理店を選ぶ必要があるのです。
3.代理店選びは先輩大家さんからの紹介が吉
とはいえ、個人で不動産賃貸業に精通した代理店を個人で開拓をしていくのはなかなか骨が折れる作業ですよね。
そんな時には、是非信頼する先輩大家さんに相談をされることをおすすめします。
大家の会に所属する大家さんに相談してみると、「この代理店を紹介するよ」とか、「この保険会社でこういう特約をつけているよ」などの有用な情報が得られることでしょう。
3-1. うしくんがお願いしている代理店
でも、不動産投資を始めたばかりで相談できる先輩大家さんがいない…
そんな方がいれば、うしくんがお願いしている代理店をご紹介しますので、この記事最後のフォームからご連絡下さい。
4.代理店は遠隔地でもOK
4-1. 全てメールでのやりとりで進められる
代理店選びの際に必ず出てくるのが「地元の代理店じゃないといけないよね?」という疑問です。
しかしながらこれに対する回答のNOです。必ずしも地元の代理店でなければならないということはありません。
実際うしくんも遠隔の代理店にお願いしていますが、契約(見積もり依頼)も保険請求もメールでのやりとりで事足りるので、特に不便さを感じたこともはありません。
契約の際は物件情報を伝えれば登記簿を取得してくれるよ!
保険請求でも画像と見積もりなどの資料を渡せば話がスムーズに進むよ!
4-2. 地元での活躍はリフォーム業者に期待
請求の際に現場で活躍するのは代理店よりもむしろ工務店などのリフォーム業者さんだったりします。
有事に迅速に動いてくれて、細かいリクエストにも応じてくれるなど、こちらも大家業に理解のある地元業者に頼めることがベストだと思います。
これから賃貸募集をかけるのであれば、リフォーム後に外壁やカーポート、天井などの写真をこまめに撮影しておくことをおすすめします。
築年が経過した戸建ての場合、経年劣化を理由に保険請求が認められないケースもあるので、こうしたBeforeの写真が重要なエビデンスになるためです。
5.まとめ:代理店はビジネスパートナー
このブログではかねてより、大家業ではビジネスパートナーの存在が大切だということを強調してきました。
売買の仲介会社、管理会社、リフォーム業者、そして火災保険の代理店…
これらの業者さんは全て大切なビジネスパートナーです。
「自分は顧客だ!」などと横柄な態度を取ってしまうようなことがあれば、良好な関係を保つことは難しいと思ったほうがよいでしょう。
大家さんとして不動産賃貸業を行っていくうえで、ビジネスパートナーの協力は必須です。
その存在と真摯に向き合い、日々行動していきたいと自戒も込めて…
それでは今日はこのあたりでモーおしまい!
バイバーイ
5-1. 代理店のご紹介について
これから一棟目を購入される方などで、お願いする代理店のあてがないという方は以下のフォームにてご連絡下さい。うしくんが不動産賃貸業で普段お世話になっている代理店さんをご紹介します。
とりあえず相場を知りたい、見積だけでももらってみたい。そんな依頼でも大歓迎のようです。